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宮部みゆき 「あんじゅう」を読む。

この季節になると、怪談ものが欲しくなる。
現代ホラーのように “えげつなく” “理不尽”にビビらせるものでなく、
背筋がヒンヤリとするくらいの、ちょっと哀しい物語がほしくなる。

そんな一冊。

アンジュ1

副題に「三島屋変調 百物語事始」とあります。
江戸の町の“三島屋”の「白黒の間」で語られる百物語。
聞き手は、この店の主人の姪、18歳になる おちか。

語られる物語一つを主題として、一話完結する百物語集です。
語られる不思議話と共に江戸時代の商家の様子、おちかをはじめとする三島屋の人々の人なりが
やさしく、表現豊に語られています。
ちなみに “三島屋” は袋物などを制作販売する小間物屋です。

物悲しく思う話もあるのですが、とても楽しく読めました。

アンジュ2

「おそろし」の続編になります。
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